またMBTIの話かよ…と思われるかもしれないけれども。スミマセン、またMBTIの話です。
自己診断、私はおもしろいと思うし「現在→未来」へのベクトルを感じられるので好きです。
定期的に人格診断ツール・心理テスト・占いってブームがやってきますね。
星占い、動物占い、血液型診断、手相、諸々…
最近でこそ占いブームと言われていますが、歴史を紐解くとルーツは相当に根深いもので、世界でも日本でも2000年(以上)前から存在して、時に国家をあげて公的に活用されたり、戦術を決めるための要としての役割を果たしていました。
技術が発達して科学主義に傾りがちな現代でも、情報弱者層がターゲティングされているかといわれれば決してそういうわけではなく、むしろ経営者層やVIP層も経営の参考指針として採用していたり、家を建てる際などの人生を左右する転機においても一般的に取り扱われていますよね。
どうしてこんなに「診断」のツールは流行るのか?
なぜ大人になっても尚変わることなく、ひとは人格診断や占いに魅了されるのだろうか?
今日はすこし人格診断という文化について、考察を深めてみたいと思います。
なぜ、ひとは人格診断に魅了されるのだろうか?
多くのひとが人格診断に惹かれる理由。
それはやはり、「自己を知る」という分野は、ゴールにたどり着くことのできない人生永劫の課題だからなのではないでしょうか。
とくに内面世界や精神性に興味をもつ方にとっては、
「自分らしく生き、自分を生かす」という考え方に、強く響くところがあるのではないかと思います。
私自身もその一人です。
人生は一度きりなので…、とにかく、いまここにある生を無駄にはしたくないな、という思いがあります。親や先祖から受け継いだものを生かして、温めて、自分が生きているうちに子どもや周りに還元することが役目だと。
ゆえに時間を無駄にしたくなく、なんだか常に生き急いでいるような…自分のなかで堂々巡りをしているような感覚に追われがちです。自分自身が早くに父を亡くしたため、命の有限さを意識するようになったというのが大きかったかもしれません。
でも正解などないですし、このまま自問自答しながらトライアンドエラーを続けていくのだろうと思います。
そのため自己の適性や自己分析ができるツールがあるのなら、統計でもまじないでも占いでも心理学でも、科学であれ非科学であれ、なんでも起用すればよいと思うのですよね。
まぁもちろん盲目的に信じ込んで振り回されていては論外なのですが。
結局、周りの人の顔や背中は見えても、自分の顔や背中は見ることができない。
行動を記録して他者と相対比較できれば自己客観視できるかもしれませんが、なかなかそこまでは難しいのが現状です。
何かに背中を押してもらうことで自分を信じられるなら、それも一つの手段だと思うわけですね。
「占いの正体はただのバイアスなんじゃないの?」
占いの話が出ると必ずセットといってもいいほど上がる話題に、バーナム効果と確証バイアスの話があります。
たしかに、聴き手は無意識にバイアスがはたらき、「あ、これ合ってる!」と拡大解釈している節が多少なりともあるでしょう。
同時に、純然たる占い師であっても人間は感情をもつ生き物ですから、多少なりとも無意識下で「当てに行く」プロセスが働き、曖昧な質問に寄せてしまうのでは?、とも推測できますよね。たとえ本人に悪気が無くともの話ですよ。
● バーナム効果
あなたはいま悩みがありますね?」など、まさに誰にでもあてはまるような抽象的/曖昧言葉をかけられることで、人は「はっ…、この占い師、わかってる!」と思ってしまう効果。
● 確証バイアス
自分の思い込みや考えに沿う情報を無意識に取捨選択して受け取ってしまう心理。ひとは都合の良い情報を受け取ってしまうのであーる。
ここで私個人の意見をいうならば、バイアス自体が問題なのか?というと、 ”そうともいいきれないんじゃない?” と思っています。
というか、バイアスであれ何であれ、「最後に効果があれば、細けぇこたぁなんでもえぇじゃないの」、という立場です(笑)
まぁもちろん私利私欲のために悪意で嘘をついたり、過剰に聴き手の心理を操作するようなことはいけません。そういうひとはきちんと痛い目見なさいよ、と思ってますがね。
ただ、善意のうえであれば、こういった占いや診断というのは極端にいえば「バイアスであれ、効果がある」ものと思っています。プラセボと同じ論理です。たとえ偽薬であったとて効けばOK、というのが個人的な意見ですね。
多かれ少なかれ、人は何度も同じことを言われると “その気” になってしまう生き物です。
「あなたは最高だ!あなたは素晴らしい!」
そう何度も繰り返し言い聞かされたら
「え?そう…かな…?」(嬉)
私ならすぐにその気になります。ちょろいですね。
このように、自己分析して強みと弱みを知り、自己暗示を続けることで結果的に真の才能として育てていくこと-
これが自己分析の最終的な真価なのではないか?と思っています。
”その気” になりきることで、自分の才能にする
ちなみに今年はじめてMBTI診断したところ、 INTJ と出ることが多々、たまにINTP という結果でした。(詳細はINTJ/P向けに後日、別記事にしようかな、と思います。)
ざっくりと下記のとおりで、ITに適性あるようですね。
色々やってみたい人種なのでアレコレ試したりするのですが、結局web制作やITが好きで、たしかにこの筋に戻ってきてしまいます。
INTJの長所・適性
- 戦略・論理思考
- 独立心旺盛、群れない
- 分析が好き
- 目標達成志向
- ITや経営に適性
他もろもろ書かれていますが、自分で自己紹介するよりも自分表現してるじゃねぇか、と言いながら読みましたよ。
あ、言いながらは嘘ですね。
なにはともあれ、適性や長所を信じて、自分の実力に昇華させていければそれでいいと思います。
ともすればこの自己診断結果も、これまであれやこれやとバイアスを働かせた結果なのかもしれませんね。答えはいざ知らず。
人の考え方、生き方は変わりゆくものなので。
これからもバイアスを繰り返して、あらたな魅力や才能を深化できるなら、それも一興です。
どんな自分も受け入れていきたいですね。